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【広島・高校受験】英語長文で「設問先読み」が合わない理由と、注釈を活用した通読のコツ

【広島・高校受験】英語長文で「設問先読み」が合わない理由と、注釈を活用した通読のコツ

この記事の重要ポイント

  • 設問の先読みで時間がかかってしまう理由
  • 長文末尾の注釈からストーリーを予測するコツ
  • 音読を重ねて英文をスムーズに読む家庭学習法

広島県の高校入試で英語長文が長く感じられる理由

広島県の公立高校入試の英語は長文の語数が多く、「最後まで解き終わらない」「時間が足りなくなる」と相談されることがよくあります。この悩みを解消するために、「先に問題(設問)を読んでおいて、必要な部分だけ本文から探そう」とアドバイスされる場面も多いですよね。

ただ、この解き方はテストの形式によってはかえって負担が増えて、読むペースが落ちてしまうことがあります。設問の先読みがうまくかみ合わない理由を整理しながら、本文の最後にある注釈を使って大まかな流れをつかみ、最初からスムーズに通して読む方法を紹介します。

設問を先に読むとペースが落ちやすい2つの理由

1つの段落に対して1つの問題が順番に並んでいるようなテストなら、設問を先に見て答えを探すやり方も役立ちます。ですが、広島県の公立入試の英語長文は、文章全体の流れや段落同士のつながりをふまえて答える問題が多く出題されます。

こういった形式のテストで先に設問を読んでしまうと、次の2つの理由で頭の中が忙しくなりがちです。

1つ目は、選択肢に含まれる誤った情報まで先に頭に入ってしまうことです。先入観を持ったまま本文に入ると、文脈を取り違えやすくなります。

2つ目は、設問の内容を覚えたまま本文を読もうとするため、頭の負担(ワーキングメモリの消費)が大きくなることです。問題の内容を意識しながら英文の意味を追うのは意外と難しく、本文と問題の間で何度も視線を行き来させてしまい、かえって時間を使いすぎてしまいます。

本文末尾の注釈リストからストーリーを予測してみる

設問を先読みしない場合、いきなり本文を読み始めるのではなく、まず長文の末尾にある「注釈」に目を通すのがおすすめです。

広島県の入試問題では、長文の下にまとまった数の英単語と日本語訳が並んでいることがよくあります。この注釈欄は単なる単語の補足ではなく、これからどんな話が展開するのかを教えてくれるヒントの集まりです。

例えば、注釈に次のような言葉が並んでいたとします。

  • Indonesia(インドネシア)
  • host family(ホームステイ先の家族)
  • custom(習慣)
  • repair(修理する)
  • gotong royong(ゴトン・ロヨン:助け合い)
  • hesitate(ためらう)
  • from now on(これからは)

これらの日本語をさらっと見るだけで、「インドネシアのホームステイ先で助け合いの習慣に触れて、ためらいがちだった主人公がこれから行動を変えていこうとするお話なのかな」と、大まかな場面設定や話の流れが見えてきます。

注釈の単語を暗記しようとする必要はありません。頭の片隅にふんわりと場面を思い浮かべてから本文に入ると、知らない展開を手探りで追う不安が減り、最初から最後まで落ち着いて読み進めやすくなります。

まとまった英文を一気に読む経験を増やそう

「途中で止まらずに最後まで通して読む」ということに、少し気後れしてしまう中学生は多いです。これは本人の英語力不足というよりも、普段の勉強スタイルが関係しています。

学校の授業や定期テストの対策では、短い対話文や単元ごとの例文を少しずつ確認していく形がほとんどです。問題集でも、穴埋めや語順の並び替えなど文法を確かめる形式が多く、まとまった長さの文章を頭からお尻まで通して読む機会はあまり多くありません。

「長い英文を最後まで読み切って、内容がしっかり分かった」という経験が少ないまま入試問題に向き合うことになるため、つい部分的に拾い読みをしたくなってしまうのです。

ご家庭でできる3ステップの通読トレーニング

入試本番で止まらずに読めるペースを身につけるために、家庭学習で無理なく取り組める3つの手順をまとめました。

  1. 設問がついていない、まとまった英文を用意する 穴埋めなどの問題が混ざっていない長文を用意します。中学生なら、英検3級から準2級くらいの過去問にある長文がちょうどいい素材になります。問題を解くことはいったん脇に置いて、途中でつまずかずに最後まで読み切る練習をしてみてください。
  2. 意味や文の形を確認して、モヤモヤをなくす 読み終わったら、分からない単語や文の構造を解説で確認します。意味がよく分からないまま繰り返しても身につかないので、疑問点をしっかり解消しておきます。
  3. 音読を重ねて、英語の語順のまま理解する 意味がしっかり分かった英文を使って、声に出して読む練習を繰り返します。目安は20回ほどです。最近はスマートフォンの読み上げ機能などでも自然なネイティブ音声を聞けるので、その音声に重ねて声を出したり、少し後を追って発音したりする練習がとても合っています。返り読みをせず、英語の語順のまま前から理解していくスピードが自然と身についていきます。

広島県の高校入試の長文は、部分的に探して読むよりも、注釈でざっくりと道筋をつかんでから一気に読み進める方が、結果的に落ち着いて早く解き進められます。少しずつで大丈夫ですので、まとまった英文を声に出して読む練習を日頃の学習に取り入れてみてくださいね。

マナベル講師

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