いつ、何によって受験校が決まるのか?
広島県高校入試
「進路決定までの完全スケジュール」
広島県の二学期制(前期・後期制)を採用する公立中学校の動向を踏まえ、中3の9月から高校入学(翌年4月)までの進路決定スケジュールを整理しました。
保護者や受験生が最も気になる「いつ、どのテスト結果によって私立・公立の受験校が決まるのか」という決定の流れと、広島県教育委員会公表の公定日程を含む全体像をまとめています。
進路決定における「2つの確定時期」
高校受験の進路決定は一度にすべて決まるのではなく、私立と公立で確定時期が大きく異なります。
私立高校が決まる時期
9月の「前期期末テスト」+ 11月の「後期中間テスト」
12月上旬の中学校内「推薦審査委員会」を経て、12月中旬の「第2回三者懇談会」で私立の受験校および受験区分(専願・推薦・一般併願)が正式決定します。
注意:私立の推薦・専願手続きは年内に完了するため、1月の学年末テストを待つことはできません。11月中旬のテストが最後の勝負です。
公立高校が最終確定する時期
中3の全成績(1月中旬の「学年末テスト」まで反映)
12月中旬の三者懇談で「受験予定校」を絞り込んだ後、1月中旬の学年末テスト結果と出願登録(1月下旬)をもって確定します。さらに2月8日の「倍率発表」を見てから志願変更(2月中旬)を行うかが最後の選択機会です。
重要:公立の調査書点は中3の評定が「3倍」に換算されます。1月の学年末テストまで絶対に諦めず評定を上げきることが肝心です。
9月〜翌年4月:年間進路決定スケジュール一覧表
広島県の中学校行事・テスト、受験生とご家庭のアクション、入試日程・倍率公表の3つの動きを一目で確認できます。
| 時期 | 中学校側の動き・テスト | 生徒・保護者のアクション(決定事項) | 入試日程・倍率公表(公立・私立) |
|---|---|---|---|
| 9月 |
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| ― |
| 10月 |
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| ― |
| 11月 |
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| ― |
| 12月 |
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| 私立高校Web出願エントリー開始(12月中旬〜) |
| 1月 |
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| 公立一次選抜 志願者登録・中学校確認 1/21(木)〜2/2(火) 私立高校 推薦入試(専願) 1月下旬 / 合格発表(1月末) |
| 2月 |
|
| 公立 変更前倍率公表 2/8(月)夕刻 私立高校 一般入試 2/9(火)〜中旬 公立一次選抜 志願変更期間 2/10(水)〜2/17(水)正午 公立 確定倍率公表 2/17(水)夕刻 公立一次選抜 本番検査 2/24(水)〜2/26(金) |
| 3月 |
|
| ・追検査:3/3(水) ・一次合格発表:3/8(月) ・二次出願:3/11(木)〜3/15(月)正午 ・二次検査:3/16(火) / 発表:3/17(水) |
| 4月 | 新年度スタート | 高校入学式 | ― |
私立・公立の受験校はどう決まるか?
推薦・専願を狙う私立高校と、段階的に絞り込む公立高校。それぞれの受験校が決まるまでの詳しい流れを解説します。
私立高校のどこを受験できるかは「いつ・どう決まるか?」
私立高校を「推薦」や「専願」で受験する場合、中学校長の推薦や出願基準を満たす必要があるため、出願校の決定は公立高校よりもかなり早い段階で行われます。
基準となるテスト(内申の確定)
中3前期の通知表(9月の前期期末テストまでの結果)と、11月中旬の「後期中間テスト」までの成績で判断されます。私立の手続き日程上、1月の学年末テストを待つことはできません。
中学校内の「推薦審査委員会」
各私立高校が設定している基準(例:「9教科評定合計32以上」「5教科評定18以上かつ2以下なし」等)に達している生徒について、校長・教頭・進路指導主事・学年教員が審査。生活態度や出席日数も含めて校内推薦の可否を正式に合議します。
第2回三者懇談会(正式決定)
校内推薦の可否が保護者・生徒に伝えられ、「この私立高校を推薦(または専願)で受ける」ことが最終確定します。併願受験の場合も、どの私立高校を一般受験するかはこの三者懇談で決定します。
中学校と私立高校の「事前相談(入試相談)」
中学校側が私立高校に対して基準到達状況や出願資格の確認を行います。これにより、出願後に「基準を満たしていなかった」というトラブルが未然に防がれ、安心して本番出願へと進めます。
公立高校の受験校は「いつ・どのような段階を経て決まるか?」
公立高校の受験校は、一度で決めるのではなく「3段階のステップ」を経て徐々に確定させていきます。
三者懇談会での「受験予定校の絞り込み」
11月の後期中間テストまでの成績をもとに、現時点の内申点(中1・中2の確定値+中3の暫定値)と実力テスト・模試の得点から合格可能性を割り出します。
ここで「公立第一志望校」を決定(または2校程度に絞り込み)します。あわせて「私立併願校に合格したら公立は強気で受ける」「私立の結果次第で公立のレベルを調整する」といった併願パターンの方針を固めます。
学年末テスト後の「出願確定」
中3の後期期末(学年末)テスト(1月中旬)を受検します。公立高校の調査書点は中3の評定が3倍されるため、この学年末テストの点数が中3の年間評定(135点分)を決定づけます。
1月末時点で中学校長が公立高校用の調査書評定を校内確定します。生徒・保護者は1月21日〜2月2日の出願登録期間中にWeb上で志願先を入力し、中学校長が確認・承認(出願受理)を行います。
倍率発表を受けた「志願変更の最終決断」
2月8日(月)の夕刻、広島県教育委員会より「志願変更前倍率(1次締め倍率)」が公表されます。各校・各学科の定員に対する出願者数や倍率、定員割れの状況が判明します。
志願変更期間は2月10日(水)から2月17日(水)正午までです。「倍率が予想以上に跳ね上がった」「ボーダーライン上にいて不安がある」という受験生は、中学校での手続き・承認を経て、1回に限り志願先を変更できます。
2月17日(水)夕刻に「確定倍率」が発表され、公立高校の受験校が最終確定した状態で2月24日からの学力検査・自己表現に臨みます。
保護者への実務的アドバイス
直前期の混乱を防ぎ、内申点と合格可能性を最大限に高めるための2大アドバイスです。
実技4教科の挽回は
「1月中旬の学年末テスト」が最後のチャンス
広島県の公立高校一般枠では、学力検査・調査書・自己表現の比重が「6:2:2」となっており、調査書点(225点満点)のうち実技4教科(音・美・保体・技家)は60点分(各15点)を占めます。
実技教科は入試本番のペーパーテストがありません。つまり、内申点として確定した点数がそのまま合否判定に使われます。
1月の学年末テストで評定を「3から4」「4から5」へ1つ引き上げられるかどうかが、内申点の最終底上げに大きく影響します。直前まで実技の定期テスト対策を怠らないことが極めて重要です。
12月の三者面談で
「志願変更の条件」を家庭内で決めておく
2月8日に倍率が発表されてから志願変更の締め切り(2月17日正午)までは、実質1週間程度しかありません。
倍率発表後に慌てて家族で意見が割れてしまうと、受験生本人に多大な精神的プレッシャーがかかります。
・「志願倍率が○倍を超えたら、第2希望の○○高校へ変更する」
・「何倍であっても初志貫徹で第一志望に挑戦する」
令和9年度(2027年春)公立高校入試 日程
公立高校 一次選抜(全日制)
- 志願者登録・中学校確認 1月21日(木)〜2月2日(火) 16:00
- 高等学校確認登録(受入確定) 2月3日(水)〜2月8日(月) 正午
- 志願変更前倍率 公表 2月8日(月) 夕刻
- 志願変更受付期間 2月10日(水)〜2月17日(水) 正午
- 調査書等提出期間 2月10日(水)〜2月18日(木) 正午
- 学力検査・自己表現等 2月24日(水)〜2月26日(金)
- 追検査 3月3日(水)
- 合格者発表 3月8日(月)
公立高校 二次選抜
- 出願登録・調査書提出 3月11日(木)〜3月15日(月) 正午
- 自己表現等検査 3月16日(火)
- 広島みらい創生高校 検査日 3月23日(火)
- 合格発表 3月17日(水)
- 広島みらい創生高校 合格発表 3月24日(水)
私立高校および中学校行事に関する留意点
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